Technical Diving

こんなダイビングが実現できる

リクレーショナルダイビングの常識を打ち破る大深度に、テクニカルダイビングなら安全に到達することができます。その深度は何と100mを超えることも!
もちろん通常の空気やシングルタンクでは不可能で、減圧ダイビングが前提のエンリッチド・エアや酸素、ヘリュウム混合ガスなどのミックスガス・ダイビングを行います。このダイビングで培われた減圧理論知識と高度のダイビング技術は、将来のレックダイブとケイブダイブ活動の基礎となります。


深い水底に眠る沈船や人工構造物へのダイビングはいつもエキサイティングです。とくに沈船は古い歴史や近代史に登場するものも多く、目の前の沈船にまつわる歴史の重さを感じながらダイビングを楽しむということは、とてもすごいことだと思いませんか?
よく保全された沈船は、大深度の環境にあることが多く、テクニカルダイビングがそれらの沈船への探訪を可能にします。また沈船内部はダイバーが未探訪のエリアも多く、ペネトレーションする機会があれば、その船が活躍した往年の時代に想像を馳せることでしょう。
レックは世界中に存在し、関東のダイバーにはなじみのある熱海の沈船をはじめ、国内では小笠原や奄美沖縄、とりわけフィリピンやインドネシアなどの東南アジアからミクロネシアにかけての海域には多数存在しています。



テクニカルダイビングの分野でも、とくに洗練されたダイビング技術と経験を要求するケイブダイブは、前人未踏の洞窟探査という目的を持ったダイバーを虜にするようです。水中洞窟という、自然光が届かなくて、シルトが舞い上がれば視界ゼロとなる、直浮上の不可能な閉鎖環境では、上級の技術とチームワーク、精神的に成熟した判断力を要求します。
ケイブダイブが行われるポピュラーな場所は、世界遺産に指定され”セノーテ”として知られるメキシコのユカタン半島、フロリダ半島北西部のウッドビル・カルスト平原に広がる広大な地下水脈などがあります。また、未知の領域でまだ情報も少ないのですが、東南アジアや中国にも存在します。